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犬を飼ってこうなった!激写4選

犬を飼ってこうなった!激写4選

子犬は小さくてころころしていて可愛い!そう思って子犬の頃から飼い始める人も多いと思います。ただ、お迎えする子の性格や躾によっては「こんなはずではなかった」と後悔することも。コーギー2頭と生活している筆者が、子犬時代から体験してきた失敗談を写真付きでお伝えします!

【怪我

  底抜けの体力や元気、好奇心があるのは子犬ならでは。まだしつけられていないことも多く、毎日子犬と奮闘中なんてこともよくあります。ここでは、コーギー2頭の幼犬を育てた筆者辛かったことをあえてご紹介します!

 

●鋭い爪

 小さい子犬は爪が非常に鋭いです。そして子犬の頃はわんぱくなこともあり、事あるごとに抱っこや体を押さえることがあります。その際にどうしても手や腕に切り傷ができてしまいます。

 筆者の場合は大怪我に至ることはありませんでしたが、血が滲むことも少なくありませんでした。傷跡が残ってしまう覚悟も必要です。もちろん子犬は本能的に生きているので、怒ってはいけません。

 また、この鋭い爪がゆえに後述した問題も出てきます。

 

●鋭い乳歯

 犬は乳歯から永久歯に生え変わるまで、むず痒い歯を何かを噛んで過ごそうとします。その時期がちょうど犬の赤ちゃん引取可能な時期と重なるのです。子犬は身の回りにあるものを噛もうとし、飼い主は手の届く範囲を常に注意しなければなりません。

 もちろん飼い主の手も噛みます。最悪穴が開くこともあります。犬種によっては、手足を執拗に噛んでしまう犬(牧畜犬など)や、噛む力が非常に強く大怪我になりかねない犬(大型犬)もいます。

 もしあなたが犬をお迎えしようと考えているのであれば、よく考えてみましょう。

 

●子犬の怪我

 先述した習性が、子犬の思わぬ怪我に繋がることもあります。その一つが感電。電化製品の配線を噛んで、感電してしまうケースです。筆者も実際に扇風機の配線を噛みちぎられてしまい、気をつけていても充電アダプターの線を噛まれてしまいました。無傷だったのが幸いです。

 子犬のうちは家の中には危険がいっぱいです。知らぬ間に子犬が階段や大きな段差に上ってしまって、降りる時に過って骨折してしまうケースもあります。

 人間の子供と同様で、子犬の時期はなかなか目を離すことができません。ですから、ゲージも併用して子犬と飼い主の安全をしっかり確保しましょう。不可抗力で怪我をしてしまうかもしれない、飼育する上でこれだけは覚えておきましょう。

 

 知育おもちゃの一つで、ボールの中に餌を入れて転がしながら餌を獲得していく趣旨のもの。頑丈にできているはずですが、貪欲な食欲の前には歯が立ちません。

 自分では降りられないのに何度も階段を上がってしまうフレン。無理に降りようとせず鳴いて助けを呼んでいましたが、今では柵を設けています。


【物品の損傷・劣化】

 あなたが仕事から帰ってくると、可愛い子犬のお出迎え。思わず疲れも吹っ飛ぶことでしょう。ほっこりするのも束の間、部屋の様子を見て真っ青に…!なんてことを何度も経験してきました。賃貸に住んでいる人必見です!

 

●フローリング

 綺麗だったフローリングは、お迎えした犬の爪痕や失敗したトイレによる床ハゲで傷んでしまいます。しつけができていない間は、トイレ以外の場所に粗相をしてしまうことも多々あります。汚れてしまうことを覚悟するか、マットを敷くなど徹底的な対策をオススメします。

 

●壁紙

 こちらも目立って一部が綺麗に剥がされてしまいます。剥がれる理由は、甘噛みや扉を開けるために前足で引っ掻くからです。甘噛みは次第になくなりますが、引っ掻き癖を直すのはなかなか難しいです。犬でも開けられるドアを設置するなど、DIYが必要になってくるでしょう。

 

●家具

 傷みが及ぶのは家具全体と考えておいたほうが良いでしょう。リビング机、椅子、観葉植物、スマートフォン、ペン、ソファー、クッション、カーペット、カーテン…手の届く範囲すなわち「子犬の行動圏=傷み・劣化が生じる」と覚悟しておいたほうが楽かもしれません。対策によってはそうとは限らないので、あらかじめ調べておくといいかもしれません。

 

 ここまでの写真を見てどうだったでしょうか。戸建でも受け入れられる人、受け入れられない人に分かれると思います。さらにこれが賃貸だったら…修繕費はかなりお高くつくことになるでしょう。

 観葉植物をめちゃくちゃにしてしまった様子。好奇心で近づいた結果、鉢を倒してしまった模様。倒したのはこれ一つではありません。


【誤飲・誤食】

 飼い主が少し目を離した隙に、子犬が犬にとってよくないもの・食べてはいけないものを口にしていて、すっ飛んで病院へ駆け込んだ経験もあります。全ては飼い主の落ち度ですが、飼い主であるからこそ無責任ではいられないのです。

 

●チョコレート
 犬がチョコレートを食べてしまうと、量によっては中毒症状を引き起こし、最悪の場合死んでしまいます。犬は、チョコレートに入っている成分を分解する力が人間よりとても弱いからです。

 筆者はかつて、机の上に置いてあった一口チョコを子犬に食べられてしまった経験があります。子犬は症状の一つである酷い下痢を引き起こし、慌てて病院へ駆け込みました。幸い大事には至りませんでしたが、一度口にしてしまうと取り返しのつかない結果になる可能性も。これ以降、チョコレートは絶対に手の届かない位置に置くようにしています。

 

●タマネギ
 タマネギも犬にとって毒になります。色々な料理に使われる野菜ですが、食材置き場、調理、タマネギ料理、犬が口にしてしまう機会は少なくありません。犬にとって食物である限り、どうしても惹かれてしまうのは仕方がありません。

 代表的な食物としてタマネギを取り挙げましたが、他にも分量によっては毒になる食物はたくさんあります。飼い主として勝手に食物を口にしないようにしつけたり、犬が見える範囲に食物を置かないなど工夫をしましょう。

 

●米袋
 犬種や性格によって異なりますが、食欲旺盛な犬は何でも食べてしまいます。コーギーはその代表犬種でもあります。筆者のコーギーは、夜のうちに米袋からたくさんのお米を食べてしまっていました。米袋は封は開いていたものの、食べられないようくくっていました。5kgは入っていたお米でしたから、胃はパンパンに膨れ上がり苦しそうな声を上げていました。

 結論から言うと、お米を排便したことで元に戻りました。これで反省し、届かない(と思っていた)場所に置いていたドッグフードも袋ごと食べられてしまいました。これが食べてはいけないものだったらと思うとゾッとします。全ては自分の認識の甘さだと悔いています…

 

 初めて犬をお迎えすると、犬自身のキャパシティに驚くことが多々あります。お迎えする以上は予備知識をしっかりと持って、この経験談を活かしていただきたいと思います。

 

ドッグフードを食べ過ぎて明らかに胃が膨らんでしまったコーギー、フレン。もともと食欲が強いとはいえ、ここまで食べ切ってしまうとは思いませんでした。


【買い直し】

 これまでの記述通り、思わぬものを壊されてしまうなんてことはよくあることです。壊されるだけで済めばいいですが、できれば避けたいところ。中でも買い直しを避けられなかったものについてリストアップしました。

 

●メガネ

 視力が悪い人に限られますが、メガネは生活に必須です。手の届かない場所に置いていたつもりが、1度はレンズを割られてしまい、2度目はレンズに傷をつけられてしまいました。

 レンズの傷は我慢すれば良いですが、割られてしまうと即メガネ屋に走るしかありません。お恥ずかしながら1度限りの失態ではないので、似たような物品の置き場所を見直すことをオススメします。

 

●電化製品

 先にも記した充電アダプターは、何本もお釈迦になってしまいました。使用する際は、こまめに抜き差しするようにしました。

 実際の画像がこちら。スマートフォンも注意が必要です。保護カバーには今でも噛み跡が残っています。

 

 新しい命を預かるということは、お金には代えられませんが、確かに費用はかかります。また、飼い主が何らかの犠牲を強いられる覚悟も必要になります。子犬をお迎えする前に、少しでも参考になれば嬉しいです。

 

 これらはしつけや、性格が落ち着いてくる2歳頃には落ち着いてくるかと思いますので、それまで辛抱強く頑張りましょう。

 レンズを割られまいと入れていたメガネケースでさえボロボロにされてしまいました。

 筆者の趣味はペンタブレットで絵を描くことです。こちらのペンも幼犬の標的になりました。ペンを2本やられてしまい、締切が近かったこともあり決して安くはないお値段で買い直すハメになってしまいました。

その他のお役立ち記事はコチラから↓


多頭飼い前に考えておきたい!リスト4選

多頭飼い前に考えておきたい!リスト4選

「1匹目をお迎えしたけど兄弟を作ってあげたい」「兄弟でお迎えした方が寂しくないかな?」という理由で多頭飼いを検討する人も多いかもしれません。しかし、実際のことはお迎えしてみないとわかりませんよね。そこでコーギー2頭と生活している筆者が、多頭飼いでの苦労や良かったことを厳選してお届けします!

 

 

【年齢差】

 多頭飼いを少しでも考えているなら、まず考えておきたいのが年齢差。予想外のお迎えだとしても参考になる点を挙げてみました。もちろん、犬の養育費は倍以上になることを覚悟しておきましょう。

 年齢差が大きすぎるのは、飼育に慣れている人以外ではあまりオススメしません。

●同年齢の個体
 (メリット)一生のイベントを同時に歩んでいくため、個体の管理はしやすいでしょう。幼犬の頃に遊びながら犬社会を学び、お互いにしつけを覚えていく。青年期には相手と同等の運動量で犬の生活を謳歌させる一つのポイントでもあります。

 (デメリット)同じライフサイクルを歩むため、老年期のお世話が非常に大変です。犬種によってなりやすい疾患は様々ですが、犬の寿命が延びている近年、認知症や介護の必要性も出ています。最期まで複数の犬をお世話ができるかどうか、もう一度考えてみましょう。

 

●歳下の個体

 (メリット)先住犬より歳下の犬を迎えることで、先住犬が影響を受けて若々しくなる場合や、既にしつけられた先住犬によって新参犬を間接的にしつけてくれる(面倒を見てくれる)こともあります。ただ、これらは性格によるところが大きいです。

 (デメリット)もしお互いの相性が悪かった場合、両者がストレスの原因になってしまいます。最悪の場合、喧嘩による怪我やストレス性の病気になってしまうことも考えておかなければいけません。当然、医療費による出費も重なるでしょう。


【性別】

 犬も性別によって性格の傾向が変わってきます。絶対こうなるとは限りませんが、組み合わせの可能性を考えてみましょう。これに年齢差や性格、相性などの要因も含まれてきます。

 オス:甘えたがり、ナワバリ意識がある、やんちゃ、気が強い

 メス:落ち着きがある、マイペース、おしとやか

オス×メス

 オスを迎え入れた場合、もう一方をメスにすると飼いやすい傾向があるようです(後述参考)。性格のバランスがとれているため、大きなトラブルには至りにくいとされています。メスが子供を産んで里親に困ることがないよう、事前に去勢させるかどうかしっかり考えておきましょう。

 

メス×メス

 先述した性格から、メス同士も飼いやすいとされています。野生動物の世界を見てもわかるように、メスは群れの中で協調性を持ち行動します。このことから、多頭飼いでも安定した生活が送れるだろうとされています。

 

オス×オス

 群れの中でのオスの役割を考えてみると、飼育初心者の人にはあまりオススメできない組み合わせです。同胞の兄弟であれば少し変わるかもしれません。しかし、優位に立とうとするオス同士の組み合わせは相性が悪ければ喧嘩や衝突を生んでしまいます。もしオス同士でお迎えするのであれば、相性面を確認しておきたいところ。


【性格】

 犬と生活していると、その性格も含めて愛らしく感じますよね。人とのコミュニケーションでは上手くいっても、犬同士では問題が生じる…なんてことも。多頭飼いの中で注意しておきたいポイントについて、まとめてみました。

やんちゃ

 怖いもの知らずで何にでも興味を示す性格は、アクティブで退屈なんて思わせない毎日を提供してくれます。あなたはここへもう1匹、犬をお迎えしたとしましょう。その犬がやんちゃであれば、普段のお世話が倍以上に大変になることも考えられますね。その犬が怖がりであれば、先住犬の存在自体がストレスになるかもしれません。

大人しい

 人間の生活音を気にすることなく、飼い主に対して従順な性格は、飼いやすくお互いのペースで毎日を送れるでしょう。新たにやってくる犬は、そのペースを崩すかもしれませんし、上手く溶け込んでくれるかもしれません。性格次第によっては、先住犬との立場が逆転してしまうことも。

怖がり

 信頼しているもの以外には慎重な態度をとりがちな性格は、飼い主のフォロー次第でどんどん新しい世界を広げることができます。新しい犬をお迎えするとして、本当に先住犬の心の準備はできているのでしょうか?先住犬のこれまでの環境、新参犬のこれからの環境を守ることはできるでしょうか。

一人っ子

 ブリーダー以外からお迎えした犬は、犬社会に慣れていない場合が多いです。幼い頃から親兄弟と引き離されたため、他の犬に対してどのような態度をとればいいかわからないためです。お散歩やドッグランでの様子をしっかり見て、「他犬」に対しての意識を見定める必要があるでしょう。

 

 今回はあえてマイナス面を紹介しましたが、いずれにしても「相手との相性」「飼い主の対応」がとても大切になってきます。


【飼育

 ここでは先住犬を迎えたのちに新しい犬を飼うことを想定して、気をつけたいポイントを紹介します。 

●初対面

 初めは先住犬も新参犬も非常に緊張しています。初対面はゲージ越しで匂いの情報交換からはじめましょう。しばらくお互いの様子を見て、触れ合わせるかどうか決めましょう。初飼育の人は、数日間はゲージ越しに慣れさせる機会を設けるのがオススメです。

●慣らし

 犬同士による匂いの情報交換が終わって、険悪な雰囲気でなければ直接対面させてもよいでしょう。ただ、慎重に行いましょう。遊んであげるときやご飯時、散歩時の様子も見ながら、犬同士の相性を見定めておくと後々のフォローに繋がります。じゃれ合いが喧嘩なのか遊びなのか、ここを見るだけでも関係性は大きく見えてくるでしょう。

●対応

 多頭飼いのルールとして、先住犬を優先します。おやつや餌をあげる場合、犬に対してアクションを起こす場合は、先住犬から行います。家の中では先住犬が犬社会での一番のリーダーだからです。

 上記のルールに従い、新参犬がこれを破ろうとするのであれば、「しつけ」としてきちんと「叱る」ことも大切です。新参犬として可愛いがゆえに、どうしても相手をしてしまいがち。犬同士のトラブルを防ぐためにも、先住犬も十分に可愛がってください。

 

 今はSNSなどを通じて多頭飼いの先輩に相談ができるので、積極的に情報を集めていきましょう。飼い主は、お迎えする数だけ命と向き合うこととなるので、慎重な行動をとりましょう。

 他の記事でも、犬の飼育について紹介しています。ぜひ参考にしてください!

 


2歳までにしつけておきたい!リスト4選

2歳までにしつけておきたい!リスト4選

 ようやくお迎えした愛犬は、とても可愛く目に映るでしょう。ずっと構っていたい!そんな気持ちになりますが、これから育てる身として鬼になることも必要です。コーギー2頭と生活している筆者、2歳までにはしつけたい内容を厳選してお伝えします!

【コマンド】

 飼い主のしつけ方によって犬は様々な芸を覚えてくれます。代表的なもので「お手」「おすわり」「おかわり」「ふせ」があります。実はこれらを教える方法には規則性があり、これを利用してしつけられる内容をコマンドと呼んでいます。用意するものは幼犬用のおやつと飼い主のメリハリです。

(1)犬におやつを見せてやる気を出させる
  この時点で犬がおやつに興味を示していれば成功です。大好きなおもちゃでも大丈夫。この時点ではまだ犬にかまわないようにしましょう。

(2)「お手」と言いながら犬の手を自分の手のひらに乗せる
  「お手」と言ったあと飼い主が犬の手を誘導し、自分の手に「お手をさせ」ます。その際に、笑顔でたくさん褒めておやつをあげましょう。これで犬は、こうすれば餌をもらえるということを学習します。そうして何回か繰り返すうちに、自然と覚えるでしょう。日頃ご飯をあげる前に、お手を習慣化させるといいでしょう。「おかわり」も同様の方法で学習します。

(3)完全に手を置くまでが「お手」
  ご飯やおやつが我慢できずに中途半端なお手になってしまったときは飼い主としての見せ場です。しっかり犬の目を見て、落ち着いた「お手」ができるまでしっかり粘りましょう。お手の形を完全に学習させましょう。

(EX.)おすわりとふせ
  この2つのしつけも飼い主が少し手伝います。いくらかの練習と、日常的に指示を行うことが大切です。

(1)指示を出し、犬の背中を押して誘導させる
  「おすわり」の場合は、犬の腰辺りを優しく押さえていきます。初めは犬が嫌がったり避けたりするかもしれませんが、諦めずに挑戦しましょう。そのうちおすわりする瞬間がくるので、すかさず褒めちぎりましょう。

  「ふせ」は「おすわり」より少し難しいですが、方法はほぼ同じです。指示したのち、犬がふせの状態になるように飼い主が誘導します。メジャーな方法としては、犬の後ろ側から飼い主の体重をかけ、前脚を手でのばしてあげて「ふせ」の状態にします。ふせを覚えさせる最中におすわりをしてしまうこともありますが、犬との絆を深めるためにも挑戦してみるのもアリです!


【トイレ】

 これまでのしつけはできなくても生活に支障をきたしませんが、トイレのしつけがなっていないと飼い主と犬両方のストレスになってきます。幼少期の頃にしっかりとしつけ、お互い気持ちのいい生活を送りましょう。

(1)トイレがゲージ内の場合
  犬は休む場所を清潔に保つため、ハウス周辺では排泄をしたがりません。そのためゲージ内のハウスとは別の場所にトイレシートを敷いて排泄を促し、それを習慣づけるとしつけることができます。

(1)トイレがゲージ外の場合
  トイレを覚えていない子犬は、部屋中あちこちでトイレをしてしまいます。子犬の頃は排泄回数が多いため、特に粗相をしがちです。もし子犬を見ていて、排泄の様子や排泄が見られた場合、すかさずトイレシートの上に犬を移動させその上でさせてあげましょう。そしておやつをあげたり、たくさん褒めてあげることが大切です。繰り返し練習することでトイレシートの上で排泄を行うようになり、そのたびに褒めてあげると「排泄はトイレシートの上で行うものだ」と犬が学習してくれます。

  どちらの場合も、失敗しても叱らず黙って掃除をする。少しでも上手にできたときは笑顔で褒めてあげることが大事です。


【爪切り】

 犬の爪には血管が通っており、神経とつながっています。そのため、爪切りを嫌がる犬がほとんどです。子犬の時期はまだ飼い主が扱いやすいサイズですが、成犬になるにつれて難しくなります。ぜひ小さい頃から慣らし、お互いの爪切りへの抵抗感を解消しましょう。

(1)爪を切りやすいように犬を抱っこする
   犬の身体、脚先をしっかり固定できる抱き方をしましょう。もし爪切りの最中に犬が暴れても怪我をしない持ち方が望ましいです。犬が落ち着いてから、肉球のあたりを優しく固定して持ちましょう。爪切りが不安な人は、ペットショップや動物病院でも爪切りを行なっているので、そちらにお任せしても大丈夫です。

(2)爪の血管を見ながらカットする
   血管は爪の根元にいくほど太く見えます。切り始めが怖い場合は、爪先から少しずつ切りましょう。爪の切り口を見ると、血管から遠いか近いかの目安になります。切るアタリをつけたら、犬が暴れないうちに素早く切りましょう。のんびりしていると、犬に怖い印象を与えてしまうかも。

(3)切り終わったらおやつタイム
   愛犬に少しでも「爪切り」に好印象を持ってもらうために、爪切り後はおやつや褒め言葉で犬を褒めましょう。ちなみに筆者の愛犬2頭は、爪切りの道具を見るだけで逃げてしまいます。根気のいるしつけの一つかもしれません。


【甘噛み】

 子犬の頃に必ず通るのが甘噛みです。乳歯が抜け落ちる際に歯がむず痒くなるため、噛めるものは何でも噛んでしまいます。飼い主が思わぬところに置いたものでも口にするほど、この時期は好奇心旺盛なのです。

 乳歯が抜けた後も、興奮したり甘えたい時に甘噛みすることがあります。「噛む」=「ダメなこと」としつけられてない場合、飼い主の手を傷つけるだけでなく、ほかの人やペットを傷つけてしまう恐れがあります。犬種によっては愛犬が殺処分に、ということもあり得るため、充分にしつけをしましょう。

(1)嫌な音を使ってしつける

   ペット用しつけアイテムに「無駄吠え防止の超音波グッズ」があるように、犬にも苦手な音があります。破裂音や、雷の音、人工的な音などです。

   空きカンなどの中に小銭を入れたものを振ると、大きな金属音が鳴ります。犬が噛んではいけないものを噛んでいるときに、目に見えるようにして鳴らしてみましょう。犬がびっくりして嫌がる様子を見せたら鳴らすのを止め、効果がなければ別の音で試してみましょう。これを繰り返し行うことで、空きカン=嫌な音=ダメなことと学習します。

   犬の性格によってはしつけに効く音、効かない音があり、犬の様子を見ながら試しましょう。
   
(2)嫌な臭いを使ってしつける

   犬の嗅覚が鋭いことを利用して、臭いを使ったしつけ方法があります。こちらもペットアイテムとしてすでに販売されていますね。実は、人にとってはいい匂いでも、犬にとってはキツすぎる臭いがあります。例えば、柑橘系の匂い、アルコールの匂い、人工的な匂い(整髪剤・制汗スプレー)などです。苦手な人もいる匂いですよね。

   しつけには、決してこれらの匂いを使わないようにしましょう。その代わりに、「水で薄めた酢」を使います。酢も犬にとっては嫌な臭いなのですが、舐めても安全なことからしつけに使われています。

   薄めた酢をスプレー容器の中に入れ、甘噛みやいたずらをした際に霧吹きで吹きかけます。犬によって差があるかもしれませんが、効かないようなら他の方法で対処しましょう。犬が嫌いな臭いの中には、犬にとって毒性を示すことがあるので事前に調べておくことです。


(3)同じ体験をさせてしつける

   犬はどれくらい噛むと痛いのか、ということを親や兄弟と過ごす中で覚えていきます。そこで飼い主がその代わりとなって犬に覚えさせることも効果的です。少しショッキングに思えるかもしれませんが、「噛まれたときに噛み返す」「噛まれたときに鼻の先をデコピンする」などが挙げられます。

   やりすぎてしまうと犬にとって大きなストレスとなり、虐待につながりかねないので犬の様子を第一に見てください。比較的皮膚の薄い耳を甘噛みしたり、痛みに鈍い鼻を軽くデコピンするだけで犬は嫌がります。飼い主は犬のリーダーとなりますので、そのリーダーにやり返される=やってはいけないことと学習します。最終的にはデコピンの素振りを見せるだけで悪い遡行を改めようとするので、高いしつけ効果が期待できます。


 ここまで子犬からしつけておきたい点と、その方法について見てきました。基礎的なしつけができると、飼い主との信頼関係も深まり芸を覚える幅も広がるでしょう。これは屋外での散歩時だったり、ドッグランなどで安全に楽しむための一歩に繋がります。快適なお散歩デビューを目指して、犬と一緒に訓練を頑張りましょう!!


犬を飼う前に知っておきたい!リスト4選

犬を飼う前に知っておきたい!リスト4選

コロナ禍で在宅ワークも増え、新しい家族として犬を迎えようと考える人も多いでしょう!コーギー2頭と生活している筆者が、お迎えする前の準備を厳選してお伝えします。

 

【飼うリスク】

 犬も長生きするようになりました。お迎えする犬が10年以上生きることをしっかり考え、ちゃんと世話ができるかどうか、必要なお金(餌代等)を準備できるかどうかを再度考えましょう。

 あなたの愛犬が怪我や病気になったとき、まずは動物病院で診てもらわなければなりません。犬の医療費は人より高いことが一般的です。たとえ愛犬が健康に過ごしていても、ワクチン代等の定期的な出費を考えておきましょう。

 そのほか、犬を飼っていると、家を長期的に空けることが難しくなってきます。あなたの引越し先は必ず「ペットOK」の物件でなければなりません。このような理由で、せっかく迎えた家族を手放すケースが後を絶ちません。

 これらのリスクを検討し、覚悟された暁には、楽しいドッグライフが待っていることでしょう!



【犬種選び】

 心の中で「この子にしよう」と決めている人もいらっしゃるかもしれませんが、改めて犬種について考えていきましょう。

 日々新しい犬種が誕生していますが、種類によって必要な運動量(散歩量)、食事量、犬を取り巻く環境作りは異なります。例えば人気犬種のフレンチブルドッグは、他の犬種に比べて暑さや寒さが苦手です。ですから、夏は空調をきかせたり、冬は暖をとる環境が必要となります。

 筆者が飼っているウェルシュコーギーペンブローク(=コーギー)は、換毛期があるために定期的に抜け毛を整えないといけません。また牧畜犬としての本能から、十分な体力を持っています。逆にいうと、適切な運動量を与えなければ運動不足になるということです。

 犬種によって様々な性格や特徴があり、お迎えしてからの「お金」や「しつけにも関係してきますので、長所や短所をよくチェックしておきましょう。



【お迎え先】

 大きく4つのお迎え方法があります。初めて迎える場合、ご自身で動ける範囲から犬と触れ合うことがいいかもしれません。

●ペットショップ
 一番馴染みのある販売店。全国店舗の場合は、自分好みの個体を遠方から取り寄せ可能です。ビデオ通話で店員から飼育の様子を聞くこともできます。もちろんショーケースに展示されている犬と触れ合うことも大事です。購入後のアフターサービス利用は、初めての人には心強いことでしょう。

 一方でペットショップの個体はブリーダーから卸された犬を販売しているため、販売価格が高くなっています。また、親兄弟と早い時期に離されている犬は、社交性に疎く犬同士の交流には少し訓練が必要かもしれません。

動物愛護施設
 施設によってルールは様々ですが、実際に譲渡を受ける際には条件や事前講習会を設けている団体がほとんどです。「動物愛護施設 犬」で検索すると、各自治体が催している内容にヒットしますので、調べてみると良いでしょう。

 譲渡される犬の中には、色々な事情のもと人に不安感を抱いたり、新しい環境に慣れにくい個体もいます。全ての場合に言えることですが、引き取ろうと考えている犬の様子や性格などの事前情報は、なるべく多く得るに越したことはないでしょう。

ブリーダー
 悪質なブリーダーの存在を除けば、お勧めできる購入先の一つです。ブリーダーへのアクセスは、ブリーダー紹介まとめサイトや、ブリーダー個人のサイトで調べることができます。

 評判や飼育環境、犬の状態やブリーダー自身の対応などをしっかり確認しましょう。飼育が初めての場合は、ネットで一度聞いてみると良いでしょう。犬にとって、幼少期を親や兄弟と過ごすことは生育上とても大事な経験となります。自分がわからないことや不安なことを相談できるブリーダーであることも安心の一つですね!

里親募集
 犬は年齢を重ねればその分だけ、しつけが難しくなります。譲渡の際に、飼育にあたって条件がある場合もありますが、本当に自分の家で飼育できるのかどうか、条件を参考によく考えてみましょう。

 相手飼い主から、その犬の性格や好きなもの、苦手なことなどあらゆる情報を聞いておくと、必ず役立つでしょう。大切に育てられた犬は、最初こそ環境の変化に戸惑うかもしれませんが、必ずあなたのことを愛してくれます。



【お迎え準備】

 いよいよお迎えが決まったら、家内やアイテムを揃えなければいけません。ここでは子犬を迎えることを想定してリストアップします。犬がこれまで使っていた製品がわかる場合、同じものを与えると安心しますよ。

フード類
 ▽ドッグフード(仔犬用)
 ▽フード計量カップ
 ▽餌皿
 ▽水皿(給水器)

トイレ用品
 ▽ペットシート
 ▽マナーパンツ
 ▽ペット用クリーンシート

ハウス用品
 ▽ハウス(サークル)
 ▽タオルケット

おもちゃ類
 ▽噛んで遊べるもの


 あとは、犬と生活を始める中で必要だと思ったものを買い足していきましょう。これらの準備物については、他の記事でも取り上げていますので参考にしてください!